知る人ぞ知る「英単語Issue環境編800」のすごさを大公開!(大後悔はさせません笑)
問題を「ジブンゴト」として
5つの章で環境問題を深掘り
日常英会話ばかりじゃなく、「世界が直面している重大な課題について英語で理解したい」「社会問題に関する自分自身の考えを英語で話し合いたい」(本誌まえがきより抜粋)とのコンセプトで開発されたのがこの書籍。 英検1級2次面接対策で超有名な「Opinion1100」の姉妹版!これは相当期待できそうだ! この「環境編」は、第1弾なので、第2弾もありそうなのがかなり嬉しい。(監修の松本茂先生は第2弾に着手していることを明言されたよ。【Joy Online Seminarにて 2022/06/18実施】 第1章 つくる責任・つかう責任 第2章 海の豊かさ 第3章 陸の豊かさ 第4章 生態系の豊かさ 第5章 気候変動 それぞれの章の後ろに「テーマ別英単語」があり、まとめて覚えられるようになっているよ。 一番気になった、というか、英検1級の2次で有用だと感じたのは、「第2章 海の豊かさ」だな。 数年前、英検1級2次面接のトピックカードに「海の環境」についての問題があったよ! これは勉強しておく必要があるね。 海の中での生態系や、海の汚染について知識を深めておけば、面接時に話が広がるに違いない。
「社会常識」を疑ってみる
一般的に「正しいと思われていること」つまり「社会常識」を『いったん疑ってみる』ことで、『クリティカルシンキングの力を磨く』(本誌より抜粋)ことができるような構成になってるよ。
サラダやカリフォルニア巻きに入ってる「アボカド」、栄養豊富だから「スーパーフード」って呼ばれてるのは知ってたよ。
だけど、アボカド生産には消費者には見えていなかった多くの問題があって、生産には大量の水を消費するし、生産・販売に関わる犯罪行為はもとより、生産している地域の土壌問題も引き起こしていたなんて知らなかった・・・
それでアボカドはdevil’s fruit「悪魔の果実」って呼ばれてるんだ。
アボカドに限らず、発展途上国で栽培されている作物には、こういう側面がある場合が多いよね。
背景知識と語彙力増強
多角的な視点での背景知識
日本では「レジ袋やペットボトルの使用を減らす」ことが環境保護になる!って謳われてるけれど、それは本当なのか?など、他の視点から考えさせようとしてくれているところ、これが英検1級・準1級の2次で効いてくる! 近年日本を襲っている「自然災害」は地球温暖化による異常気象だけが理由ではなく、実は「生態系が破壊されている」ことも大きな要因の一つであることにも触れ、「生態系を活用した防災・減災」の考え方が必要だと書かれているよ。 こういった具体的な例に、簡潔な英語で触れることができ、発信に繋ぐことができるのがこの本の大きな特徴だと思うよ。
使える豊富なテーマ別単語
各章末にはそれぞれ100こ程度のテーマ別単語が収録されているから、軽く目を通すだけでもおもしろい・・・(もちろん覚えた方がいいけどね) 「太平洋ゴミベルト」(海洋ゴミが集まっている太平洋の地域)は・・・ Great Pacific Garbage Patch(GPGP) こういう場所があるのは知っていたけど、具体的な名前があるとは知らなかったよ・・・ 勉強になるね、ほんと。
How Big The Great Pacific Garbage Patch Really Is
英語での発信力UP
パッセージごとのquestion
パッセージを「なんとなく読み」していると頭に内容が入っていない場合が多いよね。 でもquestionがあれば、もう心配はいらない。答えられたら、内容が把握できているってこと。 日本語でもイイけど、英検1級を目指している人なら英語で答えて欲しい!!
平易で簡潔な文→発信力
この本、なんと「音読しやすいように」「アレンジしてアウトプットしやすくなるように」書かれているので、本当に楽しく音読できるのがウリ! もちろん英語母語話者が、上記のことを意識して書き下ろしているので、非常に自然で簡潔な英語! なんとこの私でも「返り読み」をせず左から右へ1回で読んで理解できる!(ウレシイ😇) だから途中で嫌になることが無い! この本で勉強したら、世界の大きな課題を「ジブンゴト」として考えて、英語で発信できそうだ! ぜひどうぞ!(一度立ち読みして、よかったら買ってね!)
コメント