以前から気になっていたこちらの書籍、自分のしょぼい英作文を変えるスゴイ書籍だった!(これから絶賛しょぼくなくなる予定・・・(*´-`))
こんな人に
「明快で簡潔な英文の秘密は何か」と問いかけを続けていくうちに、日本語の影響から自由になって英語らしさを生み出す方法が見えてきました。決して高度なことではありません
Introduction 本書の目標 より
難しい英語=良い?? 「英検1級・準1級の英作文、ちょっと小難しく書いた方が、高得点取れるんじゃね?」 「せっかく難しい単語覚えたから、これらを散りばめて書いたら良くね?」 ・・・などと、単純にそう考えていたこともあるのですが、実際、小難しく書くなんて難易度が高くありませんか? 自分は「英借文」といって、確かなソースから(書籍などから)表現を借りてきて、英文を書き溜め、その過程で英語力を少しずつつけていくことができたとは思っています。 しかしながら、この「英借文」には弱点があります。 それは出来上がったessayの「ハリボテ感」・・・ガクッ(◞‸◟) 自分の使える言葉や表現で置き換えたにもかかわらず、つなぎ合わせて作った感、がどうしても出てしまう・・・ こんなふうに英検チャレンジ中はもちろんのこと、今でもずっと悩み続けています・・・(恥) 「じゃ、Chat GPTとか、AIにトピックをぶっ込んで、出てきたものを覚えれば完璧じゃね?」 ・・・これって英語学習者として悲しすぎる・・・ この記事を読んでくださっている方は、やはり自分で内容を考えて書けるようになりたい!その上で合格できたらもっと良い!!と考えている人の方が多いと思います。 相手に「伝わる」英語を書きたい!! 自分の書いた英作文(essay)が、本当に正しく、伝わる英語なのか? AIの発展により、この疑問についてはある程度解消できています。(Deep L, Grammarlyなど) しかしながら、実際にこれらAIを運用して気づいたのですが、これらAIは完璧ではありません。 確かに文法などをチェックすることに長けてはいますが、実際に「相手に伝わりやすい英語」を提案してくれるか?さらに、文章の構成までみてくれるのか?と言えば、まだまだ発展途上だと思います。 そうであるならば、やはり自分で書けるようになった方が手っ取り早いはず。 そう思ったアナタは、超ラッキー!この書籍との出会いがアナタの英作文を変えてくれます!(実際に書かないと変わらないけどね!)
★星5+1??
星5つ以上の価値あり! よく見ると★5つではなくて、6つ? この書籍は★5以上の価値があるので(誰も気にしない、マジで勝手なレビュー)これでよし。 英検1級どころか、2級チャレンジャーでも十分に読んで理解できる。ということは高校生でも大丈夫ということ。つまり、難しいことは何も書かれていないということだよね。(やっぱりここに帰着するね)
目指す英文はこれだ!
適切な情報伝達&読み手を説得できる英文 英語は(もちろん日本語も)言葉ですよね。言葉というものは、みなさんご存知の通り、音声言語からスタートしているわけです。つまり文字が初めからあったわけでは無いということです。 大昔から言語というのは、相手に自分の意思や情報を伝えて、集団で生活していくために必要だったわけです。ですから、そもそも言語というのは、「意思や情報を伝える」ということが最も大切な役割ということになります。「文字」は、その音声言語を記録するところからスタートしたわけですが、記録としての役割はもちろんのこと、そもそもの大きな役割である「意思や情報を伝える」ということが、無くなるはずがありません。 そう考えるならば、私たちは、適切に「意思や情報を伝える」ための正しいやり方というものを学ぶ必要があります。 短く! ここで自分が気づいたことがあります。それは・・・ 「英作文(essay)もアウトプットだ!つまり、コミュニケーション手段の一つと考えるなら、短めに、しかも情報を正しく伝えられたらそれが一番いんじゃね?」 何故かわかりませんが、in order to を多用していた自分、長い方が良いと勝手に思い込んでいた節があり、愚かすぎます。 a number of も多用してた。こちらはmanyで十分。 確かに語数は「稼げる」かもだけど、essayの語数には制限があるから、その分、内容は薄くなるに決まってるよね。 下記の引用(Plain English解説書ガイドライン)によれば、1文は15−20字が適切ということだから、やみくもに字数を「稼いで」もやっぱり意味がないことだってわかるよね。 肯定的に書く ここでしょーこが実際に書いた「恥ずかしい英文」を披露✨ "We can reduce the amount of time for recycling plastic bottles through the new process in the factory. (reduceに「否定的なイメージ」が伴うことに気がついていなかった!!🥶) ▶︎We canreducetheamount oftime for recycling plastic bottlesthroughthe new process in the factory. (18 words) 述語動詞をreduceという否定的意味合いを含む語から、save(節約、という肯定的な意味を持つ語)に変更 さらに、語末の副詞句を工夫し、内容をそのままに使用語数を減らした。 ▶︎We can save the time for recycling plastic bottles in the new factory process. (14 words) 以上、しょーこの失敗例をこの書籍のやり方を踏襲して直したわけなんだけど、どう?効果ありそうでしょ??
文書全体で、1文の長さを平均15語から20語までに留めなさい(Plain English解説書ガイドライン)
column6 適切な1文の語数
伝わる英語のクライテリア6つ
伝わる英語のクライテリア6つ クライテリア(基準)には6つあり、これらに当てはまるかどうかを見ることで、書いた「英文が適切であるか」を判断できます。 1 トピック(SV)が文頭 2 強い動詞 3 言葉の燃費 4 Given→Newの流れ 5 具体的 6 肯定的 1 トピック(SV)が文頭、については、比較的容易に想像がつくね。よくSが長い「頭でっかちの文」を書いて、しまい、その主語(主部)に対する述語動詞(v)が文の後ろに置いちゃってる、アレですよ。アレ。これは伝わりにくい英語の代表例。 3 言葉の燃費・・・こちらは書籍を買って是非是非読んでもらいたいところ。 強い動詞とは? コレ、実は英検1級チャレンジ中、英作文の練習をしているときに感じていたことなんだよね!(プチ自慢??) 自分が表現したい内容にぴったりくる動詞は無いかな?といつもthesaurus(類語辞典のこと)を使いまくってたね。(当時は電子辞書に入ってたCollins Thesaurusを毎日毎日見てたな・・・) While Japanese people are entitled to public medical healthcare, people in other countries are not. I believe that national health care should be ensured.(しょーこによる過去の英作文) このentitle、もちろんgiveでもいいんだろうけど、英英辞典でコアミーニングをチェックすると entitle: to give someone the right to do or have something give: to offer something to someone, or to provide someone with something (Cambridge Dictionary) となり、entitleは「何かする権利を与える」というふうによりspecificな内容が含まれてるのね。 この英文の場合、entitleがぴったりだなって判断したわけ。 こんなふうに、自分の伝えたいことをズバッと伝えることのできる動詞、それを「強い動詞」と表現してるってことね。 Given(旧情報)→New(新情報)の流れ こちらは「情報の出し方」をどうするか?ということ。これは自分、苦手ですね。まだまだ勉強して書いてみないと身につけることができないと思っています。 具体的には、「前の文のNew(新情報)が次の文ではGiven(旧情報)として扱われ、それを繰り返して情報伝達をします。 Timbuktu in Mali is an ancient trade city. トピック 新情報 It sits in a remote place on the edge of the Sahara Desert. 旧情報 新情報 Because of the city's seclusion, the word "Timbuktu" is defined....(本誌p 139より抜粋) 旧情報 実は、この「情報の新旧」の出し方を理解していると、英検の長文がグッと読みやすくなるの、ご存知でしたか? 一般的に、英語ネイティブは、話し言葉でも書き言葉でも、この方法で情報を伝えようとすることが多いようです。 こちら、旧情報→新情報という流れで英作文を書くことができれば、相手に伝わりやすくなり、正しい情報が簡潔に伝達できるというわけです。
最後に、私たちの背中を押してくれるこの言葉を掲載しておきます!
英文を書く力は生まれながらの才能とは関係のない、誰にでも身につけられる「技術(art)」です。
Introduction 本書の目標 より
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