英検1級対策には 青リー教!

おすすめ本

現在、英語学習界隈で大人気の「黄リー教」でも今日は「青リー教」のおはなし。これがすごいんですよ!英検1級を目指す上位英語学習者の方にこそ、ぜひ読んでいただきたい書籍です。

▶︎こんな方にぜひ読んでもらいたい!!

・英検1級・準1級受験者で長文読解が苦手な人英検には合格したけれど、長文読解がテキトーだった人(これ自分のことだな)

・長文読解に問題はない人?

・英検1級・準1級合格者!!

→つーことは、英語学習者全部ってことだな!!

青リー教って何?

薬袋善郎先生による演習書

▶︎薬袋先生は、駿台予備校の元超人気講師。その長年の超人気講師時代に培ってきた、「英文構造を正確に把握するための方法」を惜しみなく公開したのがこの「青リー教」です。

黄リー教は知っているよね?

▶︎黄リー教は現在、Twitterなどの英語学習界隈でも超人気で、知らない人はいないほどですね。

Twitter上では「#黄リー教を楽しむ会」なども存在し、一時は「これって新たな宗教?」など謎の書き込みも見られました。

▶︎今回紹介するこちらの「基本からわかる英語リーディング教本(青リー教)」は2000年4月に初版が発行され、知る人ぞ知るリーディング演習書だったのですが、それから21年の月日を経てその進化版が登場、それが黄色の「基本文法から学ぶ 英語リーディング教本(黄リー教)」です。

“中学英語レベルのゼロの状態から始めて、難しい原書も確実に読めるようになる究極の1冊”(Amazonより引用)との呼び声も高いだけあって、中学英語の基礎の基礎が非常に簡潔にわかりやすく説明されています。

今回ご紹介するのは、その元々の大御所である「青リー教」です。(時間がある人はもちろん、黄リー教でさらにじっくりやってもいいんだよ。)

「最終的に到達する高さは青も黄も同じ」なので、どちらを読んでもいいのです。

基礎から再確認したい人は黄色を選ぶといいのです。(自分は青リー教を既に持っていたので、青を読んだということです。)

Frame of Referenceの実践

▶︎「英語構文を考えるための判断枠組み」(「英語リーディングの真実」より引用)を指します。

“英文を読むときの頭の働きを言語化”するという方法です。この方法を正しく学び、できるようになると、TIME や NEWSWEEKなど、私たち憧れの英語素材が「正しく読める」つまり「正しく書いてある内容を知る」ことができるというのです。

これまで知っている単語の意味だけを頼りに「なんとなく読んで」「わかったふり」をしていたことから解放されるのです。

簡単に説明すると・・・

1 動詞には2種類あり、まずはこの違いを徹底的に理解する

①述語動詞(一人一役)・・・動詞の働きだけをしている動詞

②準動詞(一人二役)・・・動詞のほかに、名詞・形容詞・副詞の働きをしている動詞

どうですか?このように考えたことありましたか?実はこの2つの違いを見極められるようになると、「英文を読む力が驚くほど伸びる」(「英語リーディングの秘密」より引用)のです!

2 動詞の活用と述語動詞・準動詞の強いつながりを理解する

①現在形と過去形は述語動詞である!

②・・・ここからは秘密!ぜひ読んでみてください!

薬袋先生、自分黄色も読みます!・・・・「砂上の楼閣」ってまさに自分のことだ!

いかがですか?これまでの英語学習の中でこのように「動詞の役割」について考えたことがあったでしょうか?

文中で動詞がどのような役割をしているのかを見極めると、文が正確に読めるようになります。

なぜ英検1級に効くの?

英文の成り立ち再確認できる

▶︎英検1級合格を目指すような方は、ある程度(この表現はとても曖昧ですね)英語の力があるので(ある!と自分で思いがち)やみくもに過去問に手を出し、敗北を続けることが多いのではないでしょうか?

そんな状態に心当たりのある方、実は英語力がある!という思い込みがあるかもしれません。ここで一度基本に立ち返るのはいかがでしょう?

基本的な英文構造が理解できない場合、過去問をいくらやってもスコアアップは望めません・・・

(まさに自分がそれです・・・自分は英検1級に合格してから青リー教を読みましたが、いかに曖昧に英文を処理していたかを知り、愕然としました。

こんな実力だったんじゃ、短期間で合格するはずないよね・・・)

薬袋先生が隣にいるような説明

▶︎青リー教は、一般的な英語参考書とはまったく違います。

薬袋先生の講義を受けている、いや自分の隣にいて、優しく丁寧にお話をしてくださっているような感覚に襲われます。

しかも、説明が飛躍することがなくスモールステップで進みます。じっくりと一つ一つの学習事項について理解したかどうか自分で確認しながら進むことができます。

理論→練習用TEXT

▶︎本書の前半で、Frame of Referenceの理論について理解できた(9割以上)あとは、すぐに練習用TEXTに進みます。

①和訳せよ・・・直前のページに「和訳の練習の仕方」が書かれています。このやり方に沿って「フレーズごとの訳文」を組み合わせるような感覚で行います。

②F.o.R.を行います。

③全38問で上記同様に行います。

非常にシンプルではありませんか?

万が一、つまずくようであれば、理論編に戻って確認します。

このように練習用TEXTで実践しながら進むことで確実に正しい文の構造が取れるようになり、「なんとなく読み」にサヨナラすることができます。

青リー教の使い方

読む(じっくりと)

▶︎読む!これです。読むとわかるのですが、「あれ?」と思う前に「§76の前に(36)と(37)の英文を勉強してください」などと頻繁に学習の道筋を示してくれます。

また、繰り返し「同じ語彙を用いて」「同じ説明」が書かれていますので、基本的には「これってどこに書いてあったっけ?」などと戻る必要がありません。

練習用TEXTを回す

▶︎練習用TEXTが終了したら、次の「Frame of Referenceの演習」に進みます。

こちらは、練習用TEXTの詳細説明部分です。

TEXTで曖昧だった部分をきっちりと確認できます。

この詳細説明をじっくり読むことが大切です。時間をかけて完全理解に努めます。

▶︎完全理解ができたら、練習用TEXTを回し(*)始めます。

声に出しましょう!

黙読は推奨しません。和訳・F.o.R.ともに、声に出して定着を図ります。

声に出す方法は実際に薬袋先生もおすすめしているやり方です。

(*)回す・・・何度も繰り返し行う

▶︎訳文を暗記してしまうぐらい、繰り返すのが効果的です。

「奥義」をお供にする

▶︎こちらも薬袋先生の書籍です。

・「リー教」を100%使いこなしたい人、」必読!

・英文を正確に読める人の頭の中で何が起こっているのか。そのプロセスと仕組みをQ&Aで解説する。(『英語リーディングの奥義』より引用)

英検1級を受検するような方は、中学校で扱う基礎的な英文構造について知識がありますから、どちらから読んでも十分な効果が得られます。

もちろん同時進行で読んでも、さらに理解が深まります。p.99〜p.103の『注1〜22』を熟読すると、青リー教でのつまずきが整理されます。

注意点

▶︎薬袋先生によると・・・

「正用法と認められる英文の中には、F.o.R.の基本に従わない英文が2割くらい存在するのです」

・・・ということは8割の英文は正しく構造を理解することができて、正しく内容を読み取ることができるということなのです。

(そういった文について勉強したい場合の書籍や学習方法も書いてくださっていますので心配はいりません。)

薬袋先生から・・・

自分の投稿、薬袋先生が引用リツイートしてくださいました!!読み終わった感想や質問などをtweetすると、見つけてくださって、絡んでくださいます!!

まとめ

▶︎F.o.R.の基本が身についたなら、英語力向上が約束されます!!

「いや、もっと基礎から確認したい!!」と考える方には、もちろん「黄リー教」もいいですね!

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