【おすすめ本】「もしも1年後この世にいないとしたら」

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今回 おすすめする本は 精神科医 清水研さんの「もしも1年後この世にいないとしたら」です 国立がん研究センター中央病院勤務時代に 多くのがん患者を支援してきた経験から 私たちに たくさんの知見と 生きていく上での 考え方を指南してくださっています 私たち普通の英語学習者にとっても 清水さんの言葉は 深く心にしみこんでいくような気がします

英語学習にも関係しているなんて ちょっとびっくりね~

もしも1年後この世にいないとしたら
現在は がん研有明病院腫瘍精神科部長として 患者さん一人一人に向き合っていらっしゃいます

国立がん研究センター中央病院で 3500人ものがん患者のカウンセリングをし 一人一人異なる患者さんのがん治療を心理面から支えるとともに 患者さんそれぞれの家族や人生そのものにも寄り添ってきた清水さん・・・ そんながん治療のスペシャリストだからこそできる「死への向き合い方」のアドバイスの数々・・・ そのなかで 今回は3つ 皆さんとシェアしていきます

貴重な「時間」をどのように過ごすか

「元気な時に 時間を粗末にしていないか」 このことを考えることは がんになっていなくても 大切なことですね 
「いまや 2人に1人 がんに罹患する」と聞いていましたが・・・
正しいデータを調べてみました(evidence-basedを目指すshokoですからねw)

生涯でがんに罹患する確率(国立がん研究センター2017年データによる)
男性65.5%(2人に1人)、女性50.2%(2人に1人)

生涯でがんで死亡する確率(国立がん研究センター2018年データによる)
男性23.9%(4人に1人)、女性15.1%(7人に1人)

どうやら2人に1人がんに罹患するというのは おおむね正しいようです ただ罹患する部位によっても また年齢によっても かなり罹患率は異なっていますから 注意が必要ですね
しかしながら 罹患率にかかわらず 一つだけ確かなこと それは 「だれでも 罹患する可能性がある」 ということです 読者の方の中にも 身近なひとでがんに罹患した人がいるという人はたくさんいると思います 私の父も 大腸がんに罹患し 2回手術を行っています 幸いにも がんサバイバーとして 高齢ながら 元気に自宅で暮らしていますが・・・そんな誰にでも 襲い掛かる「がん」 たとえば この夏の人間ドックで発見されて 「余命長くて1年です」と ドクターから宣告されたら みなさんならどうしますか
もちろん 上記の話は 例えばの話ですから がんにかからないかもしれません だから80歳まで生きることができるかもしれません・・・
でも ちょっと待って・・
清水さんはこう書いています
「人生の締め切りを意識すると 明日が変わる」

がんに罹患しなくとも もしかしたら 明日 事故に遭って この世から去ることになるかも・・・ それは誰にもわかりません 自分ですら予測不可能です
人生の締め切りが 明日だとしたら??
いま なんとなく過ごしている この「時間」にどう関わっていくのか
今一度 考えさせてくれるのが この本です

「普通の日の連続」の幸せ

現在 わたしは 「がん」に罹患していません 一応 健康ということになっています だから 仕事に出かけ 働いて お金を得ることができています でも 明日はわかりません 突然 病気が発覚し いわゆる「普通の日常」が送れなくなる可能性だってあるわけです 私の元同僚(女性・既婚・子供2人)は5年ほど前 職場の健康診断の便潜血検査により「大腸がん」を患っていることがわかりました しかも初期ではなくステージ4の「大腸がん」でした それから 仕事・家庭・がん治療の壮絶な闘いが始まりました 手術後の抗がん剤治療によって 重度の足のむくみ・手の皮膚がむけ続けるなどの後遺症に悩まされていました 彼女は大変聡明で気丈な女性だったので 苦しいなどと一言も言うことはありませんでしたが その闘病の様子を目の当たりにして がんとの闘いの壮絶さは想像に難くありませんでした 現在は 再発することもなく 体調と相談しながら 仕事にも邁進している様子です 

「毎日の仕事がつらい」「学校がおもしろくない」などと 考えて 自暴自棄になるのも もちろん アリですよ!  でも 一旦病気になると その「日常」が突然消え去り 一気に 闘病モードへと 押しやられることになるわけです ですから ぜひこの機会に 清水さんが言っているように「日常生活に感謝」してみるのはいかがでしょうshokoは 休みの日に 英語を好きなだけ勉強できる「日常」に感謝することにしますwwwww ウイークデイは仕事の文句ばっかり言ってますけど~w)

「人生は1回限りの旅」

「がんになって考えることは ならないでも考えるべき」清水さんは このように書き がん患者ばかりではなく まだ罹患していない私たちをも それぞれ有意義な人生の旅へ導こうとしてくださいます 
また「人生は1回限りの旅」・・・この言葉を聞いて 何か感じるものがあったら もうそれはアナタの勝ちです!
一回しかない人生をどう過ごすのか? 

英検1級やTOEIC990を目指して 学習を続けるのか それとも あきらめるのか??
もう年齢がね・・・と年齢を言い訳にして 簡単にあきらめるのか??
(▲自戒を込めていますwwwww)


清水さんは 朝日新聞のコラム記事のなかで このように 書いています

現代人の多くは自らの死を意識せず これからも時が平穏に過ぎていくと思い込んでいます

コラム「それぞれの最終楽章」 2020年5月2日 朝日新聞 別刷「be」より

「時が平穏に過ぎていく」ことが いかに ありがたいことなのか・・・
 私は 本当に考えさせられました

ラムの名称「それぞれの最終楽章」・・・最終楽章を どんなふうに奏でるのか? これは がんに罹患していなくとも それぞれが考えていかなくてはいけない問題です

It gave me a lot of food for thought.「そのことによって 私はいろいろと考えさせられました」
food for thought・・・something worth thinking seriously about

[例文はCambridge Dictionary より引用]

ぜひ 一度 読んでみてください 「日常」の輝きを 変える一冊です!
さあ 今日も 英語学習を 一緒にがんばりましょ~

▲ 単行本(ソフトカバー)です  ▲

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